パートやアルバイトでも労災は認められる?
1.パート、アルバイトなどの非正規雇用でも、労災保険給付を受け取ることは
できるのでしょうか。正規雇用の場合と何か違いはあるのでしょうか。
回答
パート、アルバイトの方も、労災保険給付を受けることができます。
また、給付内容は正規雇用者と同様です。
労災保険は労働基準法上の労働者を対象としているため、パート、アルバイト等の就業形態にかかわらず事業主との間に雇用関係があり、賃金を得ていれば、業務又は通勤により負傷した場合などは、一般の労働者と同様に労災保険給付を受けることができます。
労働者災害補償保険法
第三条 この法律においては、労働者を使用する事業を適用事業とする。
2.事業主が労災保険に加入していない場合や、労災保険料を支払っていない場合にも、
パートやアルバイトでも、労災保険給付を受け取ることが出来るのでしょうか?
回答
事業主が労災保険の保険関係の成立手続を行っていない場合でも、労働者が業務上又は通勤により負傷した場合には、労災保険給付を受けることができます。
なお、会社が事業主証明を拒否するなどで、事業主証明が得られない場合であっても、労災保険の請求はできますので、労働基準監督署にご相談ください。
※労働者災害補償保険法の第三十一条は、事業主が労災保険の加入手続をしていない場合や、労災保険料を支払っていない場合にも、労働者が労災保険給付を受け取ることが出来ることを前提に、事業主に対して保険給付に要した費用を請求することが出来ると定めています。
労働者災害補償保険法
第三十一条 政府は、次の各号のいずれかに該当する事故について保険給付を行つたときは、厚生労働省令で定めるところにより、業務災害に関する保険給付にあつては労働基準法の規定による災害補償の価額の限度又は船員法の規定による災害補償のうち労働基準法の規定による災害補償に相当する災害補償の価額の限度で、通勤災害に関する保険給付にあつては通勤災害を業務災害とみなした場合に支給されるべき業務災害に関する保険給付に相当する同法の規定による災害補償の価額の限度で、その保険給付に要した費用に相当する金額の全部又は一部を事業主から徴収することができる。
参照及び引用サイト 厚生労働省公式サイト
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000154443.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000154445.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000154453.html